【社労士試験の記憶術】年金:賃金・物価スライド 2021法改正

社労士試験_記憶術 社労士試験

東京オリンピック開催中に、社労士試験の受験勉強をしている皆さんへの「スペシャル・プレゼント」です。

おそらく皆さんの理解が中途半端な箇所の対策になります。

私のときは北京オリンピックの閉会式が試験日でしたが、期間中にテレビ等は一切観ませんでした!(皆さんも録画しまくってください!)

社労士試験は語呂合わせで記憶! このフレーズが試験会場で蘇る! 起死回生の魔法のワード! 年金の難関箇所は語呂で暗記!

「年金改革法」による「賃金・物価スライドの見直し」が、2021年4月に施行されました。(2021年法改正)

賃金が+/△、物価が+/△の賃金・物価の変動率の4つのマトリックスで、新規裁定者と既裁定者の年金額改定の方法が異なりますが、皆さんはどのようにマスターしていますか?

以下では語句の( )内を省略して表記します。 新規(裁定者)、既(裁定者)、賃金(スライド)、物価(スライド)

賃金・物価スライド(改正後)

<原則>

  • 新規・・・賃金
  •  ・・・物価

原則は、皆さんもマスターしていることでしょう! 「新陳(新賃)代謝」「シーチキン(新賃金)」や「鬼舞辻(既物)無惨」 とかで即、覚えられます。 問題は例外の方です。

<例外>

1. 0<賃金<物価 (例:0<1<2)の場合

新規・・・賃金(1)
既・・・・賃金(1) ※原則では物価の2

2. 賃金<物価<0 (例:△2<△1<0)の場合

新規・・・賃金(△2)
既・・・・賃金(△2)※原則では物価の△1

3. 賃金<0<物価 (例:△1<0<1)の場合

新規・・・賃金(△1)
既・・・・賃金(△1)※原則では物価の1

それでは、原則にプラスして例外を覚えてしまいましょう! 例外となるのは、物価が賃金より高い場合で、何れも既裁定者にとって厳しい試練となります!

国から見るとコストとなる支給額を問答無用で引下げる扱いとなります!

賃金・物価スライド 2021法改正

【語呂】
(物価)が高いと キッチン(既・賃金) リフォーム(改定)!

【解釈】
「ガチャーン♪」 今日もお皿が割れる音がする! うちの奥さんは、とっても可愛いけど背が低い! だから、キッチンでは調理台が少し高くて包丁で怪我したり、オーブンの焼き加減が見えなくて焦がしたり、背伸びして食器棚から皿を落としたり・・・が日常茶飯事で、とっても大変そう!

新築物件なんだけど、キッチンだけリフォームしよう!! 身長に合わせて、システムキッチンを低くして、棚も低くして、皿はコレールにしよう!!

【解説】
既裁定者は、原則では「物価」で改定するのに、物価の方が高い場合は例外となり「賃金」で改定します。

ささやき

賃金・物価スライドは、「賃金変動率が物価変動率を下回る場合には、賃金変動率に合わせて改定」となりました。

語呂合わせは、数字や語句等の組合せであれば作り易いですが、4パターンあるような複雑なケースの場合は、かなり無理があります。作る際には、できるだけ語句を平易にすることが要求されます。

今回、ご紹介したように、マイルールを抽出して、原則と組合わせると試験でも対応できるようになります!

冒頭の「賃金変動率が・・・」を丸暗記するよりも、“設計図”を覚えて、試験会場で展開する方が成功します。試験で「即答」できる覚え方をするよりも、ルールを覚えて試験で「解凍」する方が「解答」できる場合もあります。

法改正箇所、しかも年金額の改定ルールであれば、出題されても難問・奇問とはなりません! 文章だけ覚えたつもりで、理解できていない箇所だろうと推測します。原則と語呂を覚えて、一度パターン毎に展開して完全に理解してみましょう! 時間はまだあります! 出題されたら、必ず得点してください。