【社労士試験2026】受験生に読んで欲しいこと(解答分布編)

analysis 社労士試験

一番遅い、第57回(令和7年度)の社労士試験の分析です!  
前回から着目した傾向が再現?
2026社労士試験受験生に試験前に読んで欲しいことを記述します。皆さんが冷静な今、読んで欲しいメッセージです! お見逃しなく!

 

はじめに

 毎年、この時期に解答分布の分析をしていて、今回が7回目となります。 社労士試験の択一式のA・B・C・D・Eの5文字を巡るどんなドラマが、昨年はあったのでしょうか? 考察してみることにします。

前回は試験問題に誤りが無く、その点では落ち着いて受験できたことでしょう! (国家試験なのだから当然のことですが・・・)  

 

第57回社労士試験の分析(答の分布のみ)

 前提条件として、私は資格学校のような過去数年のビッグデータを保有していません。 単一年度、前回(第57回)のみを検証対象とし、実際の「問題と答」の内容を全て無視して、単純に答の数値のみを対象として分析してみます。 (従来と同様)

第57回(令和7年度)択一式の合計70個の解答(A・B・C・D・E)の出現した傾向を調べてみると・・・ 

1. 単独

  • A・・・08個
  • B・・・15個
  • C・・・  9個
  • D・・・19個
  • E・・・19個

「70÷5=14」 つまり14個であれば、平均値となります。
昨年は私が試験分析した過去7回の試験での最大値21個を更新することはなく、最大値は19個でしたが、「D」と「E」が最大値で同数となりましたので、より偏りがある印象を受けたことでしょう。
8個から19個で、データ数のばらつきは大きく、標準偏差は大きめでした。

「A」が異様に少ないと感じられたことでしょう! しかも、その希少な「A」が雇用保険法で4個も出現した為、他の複数科目で「A」が全く無いという事態になりました。(労災保険法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法で「A」無し!)
その他の科目を見てみると、労基安衛法で「B」無し! 雇用保険法、一般常識で「C」無し!

「A」と「D」・「E」では2倍以上の開きとなりました。 傾向として 「最少10個前後・最大20個前後」・「出現頻度2倍以上」は当たり前のように具現化する事実を再確認しておいてください。

チェック!『A・B・C・D・Eが各科目で最低1回は出現すると思い込んでいませんか?』
  第55回、第56回でも、一部の値が出現しないことは定例的に発生しています。

2. 連続〔同一値〕

  • AA・・・1回 (内 AAA 1回)
  • BB・・・3回
  • CC・・・1回
  • DD・・・3回
  • EE・・・3回 (内 EEE 1回)

第54回の10回、第55回の10回、第56回の6回に比べて、昨年(第57回)は11回と微増しました。 しかも3連続が2回もあったので、より印象に残ったことでしょう!
「連続は割と多め」で10回程度はごく普通と覚えておきましょう!

  3. 両端〔AEまたはEA〕

  • AE・・・3回
  • EA・・・0回

AとEでは解答の最初と最後でA-E間の振れ幅は最大になりますが、昨年も頻出しませんでした。(第53回は9回)


4. 鏡面反射(?) 5文字以上 (除 3文字のABA等)

  • AB・C・BA・・・0回
  • BC・D・CB・・・0回

特異な文字配列であり、出現しませんでした。

 

5. 三文字イニシャル

  • ABE(アベさん)・・・1回
  • ACE(エース)・・・0回
  • AED(自動体外式除細動器)・・・1回
  • BED(ベッド)・・・2回
  • DAD(パパ)・・・1回

「JPN」や「USA」のような文字の羅列があると、とても目立って気になるものです。 (もちろんA・B・C・D・Eの5文字では表記できませんが・・・)
出現回数は僅少でした。

6. ABC

  • ABC・・・0回
  • CBA・・・0回(逆順)
  • BCD・・・3回 (含 BCDE 2回)

 『見直しの際に一番気になるのが、ABC・・・です。 仮にABCDEの並び順となった場合、とても平常心ではいられないでしょう! 』・・・と前回記述しました。
出現確率はゼロと想定していましたが、第57回の労災保険法において、「ABCDE」に準じるような「BCDE」が出現しました! しかも2回も! 
つまり、「B・C・D・E・*・*・B・C・D・E」(*はE)となりました。

 学校の先生が採点のことを考えて、試験の解答を決めたかのような配列にする必然性が、マークシート採点の国家試験にあったのでしょうか?
左右対称の文字配列に自己陶酔しているだけのような気がします。受験生には迷惑な話です。

例え次回、「ABCD」となっても、同様のことが過去にあったことを思い出してください。


7.  問1・問6をA、問2・問7をB、・・・ 問5・問10をE と解答

 第56回の時に提唱したものが、昨年(第57回)はどうだったのか? 検証してみます。一部科目を一部改変して表示しています。

  • 労災保険法: * * * * E B C D E 5点
  • 一般常識:  A B D * * * * * 3点
  • 国民年金法: * B D * * B C E 5点

基準点4点をクリアすることができる科目もありました。
全ての科目では、18問に上記ルールを適用できました!(問題総数の約25%)
【参考】第56回も18問(問題総数の約25%)に適用

 全くわからない問題の際には、「鉛筆を転がす」よりも期待できるかもしれません。
採用に当たっては自己責任でお願いします!  
問題作成要領等が改定されて、対策されませんように!

 

試験に向けての心構え

 前回試験のAの解答が少なく、D・Eが多かったことを検証すると、それだけでも解答時間が長くなり、試験は難化傾向と言えます。
Aが多ければ他の解答を読み飛ばして、解答時間を理論上1/5にすることも可能ですが、D・Eが多ければ全解答をほぼ読む必要に迫られ、試験時間に余裕がなくなります!
究極の対策として解答が長文の問題の時はA-B-C-D-Eの順ではなく、例えばC-D-E-A-Bの順で読み解いた方が、正答に遭遇する時間を短縮できるかもしれないので、検討してみても良いかもしれません!

 往々にして解答の数値の連続・数値の偏りは、問題を解いているときには気付かず、解答用紙に記入する際に「あれ?」と気になることと思われます。 そんな時には、過去の私の記事を参考にしてください。
「受験生に読んで欲しいこと(試験編)」で述べたように、対策を万全にして心の葛藤に対処してください!

総括すると、“気にしない!” “気にしない!” “ありのままに!” 試験会場を後にしてください!
ルールを発見して解答に悩むのではなく、例え規則性があっても、自分を信じることが一番です!



皆さんの試験当日のご健闘をお祈りいたします。