【社労士試験の記憶術】年金:遺族厚生年金 併給調整

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社労士試験は語呂合わせで記憶! このフレーズが試験会場で蘇る! 起死回生の魔法のワード! 年金の難関箇所は語呂で暗記!

遺族厚生年金の配偶者限定の併給調整には、請求遅延、記録統合等がなければおそらく今後は新規に適用されないものがあります。〔条件付きでのみ適用〕
試験で初見の条項があると、正誤が判断できませんので、しっかり覚えておきましょう!

年金:遺族厚生年金 併給調整 〔配偶者限定〕

【語呂】
(ご主人・奥さん)おとなしいのに 育児は 向こう見ず 継続

【解釈】
お隣のご主人と奥さん お17.4/1(オトナシイ) のに 19.4/1(イクジハ) 65歳(ムコウ) 3・2(ミズ) け遺族(ケイゾク)

お隣のご主人と奥さんは、大人しい性格なのに育児に関しては、ずっと大胆で向こう見ずなんです!
先日も2人で盛り上がって、『はじめてのおつかい』《うちの子にもできる編》だっていって、奥さんの実家の仙台まで新幹線で行かせようとしたみたい。

【解説】
「遺族厚生年金」の配偶者限定の併給調整には、昭和17年4月1日以前生で、平成19年4月1日時点で65歳以上で、平成19年4月1日前に遺族厚生年金の受給権がある場合には、
〔遺族厚生年金の2/3〕+〔老齢厚生年金の1/2〕を選択できます。

※(ご主人・奥さん)と併記することで、「配偶者」を表現しています。

 

ささやき

日本年金機構のホームページで「遺族厚生年金の年金額」を確認してみます。
遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額)

遺族厚生年金の年金額の説明では、冒頭にあたかも普遍的に適用されるかのように
『65歳以上で老齢厚生(退職共済)年金を受け取る権利がある方が、配偶者の死亡による遺族厚生年金を受け取るときは、「死亡した方の老齢厚生年金の報酬比例部分の3/4の額」と「死亡した方の老齢厚生年金の報酬比例部分の額の1/2の額と自身の老齢厚生(退職共済)年金の額の1/2の額を合算した額」を比較し、高い方の額が遺族厚生年金の額となります。』の記載があります。
注:〔死亡者の老齢厚生年金×(3/4)×(2/3)=1/2〕+〔配偶者の老齢厚生年金×(1/2)=1/2

画面をスクロールすると「平成19年4月1日前に65歳以上である遺族厚生年金受給権者の取り扱い」が記載されていますが、冒頭部分にもう少し説明が必要と思われます!

年金相談にあたって事前に調べた方が、想定した額を下回ることとなったり、老齢年金の分が課税対象であることを知って落胆される姿を目にすることがあります。