【検証2022】社労士試験:厚生年金

社労士試験

社労士試験の受験生に向けて「貴方の羅針盤になりたい!」と始めたこのブログ、試験問題2022と照合してみることとします。
公正を期するため、試験後の投稿・追記等はこの検証に関する投稿が初めてであることを宣言しておきます。

検証:厚生年金 択一式 〔問5〕

【問題】
B 昭和38年4 月1 日生まれの男性が老齢厚生年金の支給繰上げの請求を行い、60歳0か月から老齢厚生年金の受給を開始する場合、その者に支給する老齢厚生年金の額の計算に用いる減額率は24パーセントとなる。

E 令和4年4月以降、老齢厚生年金の支給繰下げの申出を行うことができる年齢の上限が70歳から75歳に引き上げられた。ただし、その対象は、同年3月31日時点で、70歳未満の者あるいは老齢厚生年金の受給権発生日が平成29年4月1日以降の者に限られる。

【投稿】
【社労士試験の記憶術】年金:老齢年金 繰上げ・繰下げ 2022法改正
みなしに(37.4/2) 群れ(60) ふなっしーに(27.4/2) なれ!(70)

【考察】
法改正された繰上げ受給の減額率に関して、適用対象者の生年月日を昭和37年4月2日以降生と押さえています。減額率0.4%も解説で記述しています。
また、繰下げ受給に関しても、昭和27年4月2日以降生(70歳未満)とし、受給権取得日から5年以内を解説で記述しています。

検証:厚生年金 択一式 〔問6〕

【問題】 〈注意〉誤りの選択肢です。
B 昭和9年4 月2日以後に生まれた障害等級1級または2級に該当する障害厚生年金の受給権者に支給される配偶者に係る加給年金額については、受給権者の生年月日に応じて特別加算が行われる。

【投稿】
【社労士試験の記憶術】年金:老齢厚生年金 配偶者加給年金額
ハイカキ(配・加給) オット(夫) キュウシニ(9.4/2)イッショウ
イヤシニ(18.4/2)トクベツカサン

【考察】
配偶者加給年金の特別加算は、老齢厚生年金に関する給付であって、障害厚生年金には支給されませんが、あらかじめ「昭和9年4月2日」を押さえて置くことで、冷静に対応できたことでしょう!

検証:厚生年金 択一式 〔問9〕

【問題】 〈注意〉誤りの選択肢です。
B 65歳以上の老齢厚生年金受給者については、毎年基準日である7月1日において被保険者である場合、基準日の属する月前の被保険者であった期間をその計算の基礎として、基準日の属する月の翌月から、年金の額を改定する在職定時改定が導入された。

【投稿】
【社労士試験の記憶術】年金:在職定時改定 2022法改正
急(9月)は(8月)異例(10月) 最低かい(在定改)

【考察】
「65歳以上で9月1日に在職の場合、前年9月から今年8月までを年金額に反映し、10月分(実際の支給は12月)から増額になる」と在職定時改定を解説しているので、対応できたことでしょう!

検証:厚生年金 択一式 〔問10〕

【問題】 〈注意〉誤りの選択肢です。
C 被保険者であった45歳の夫が死亡した当時、当該夫により生計を維持していた子のいない38歳の妻は遺族厚生年金を受けることができる遺族となり中高齢寡婦加算も支給されるが、一方で、被保険者であった45歳の妻が死亡した当時、当該妻により生計を維持していた子のいない38歳の夫は遺族厚生年金を受けることができる遺族とはならない。

【投稿】
【社労士試験の記憶術】年金:遺族厚生年金 中高齢寡婦加算 2021
中寡加(チュウカカ) 5857(ゴハコナ)00円 40歳-65歳(シジュウ-ムコ) 20年長期

【考察】
中高齢寡婦加算の対象を「夫死亡時に妻が40歳以上65歳未満で、生計同一の子がいない場合」と対象年齢を解説しているので、対応できたことでしょう!