【社労士試験の記憶術】年金:特例的な繰下げみなし増額制度 2023法改正

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社労士試験は語呂合わせで記憶! このフレーズが試験会場で蘇る! 起死回生の魔法のワード! 年金の難関箇所は語呂で暗記!

年金:特例的な繰下げみなし増額制度 2023法改正

【語呂】

に 縄(なわ) 徳利(とっくり)下げ

こし(5年4月)に なわ(70) とっくりさげ(特例的な繰下げ)  

 

【解釈】

江戸の町人文化の風物詩に、腰から日本酒の徳利をぶら下げている情景が思い浮かぶ。
いつの時代も大事なものには紐(ひも)を付ける。時代とともに、紐はストラップと呼ばれ、付けるものは「財布」、「スマホ」と変遷してきているが・・・。  

 

【解説】

令和5年4月から、繰下げ待機中の70歳後に、繰下げ受給から一括受給にする場合、「請求の5年前に繰下げ申出したものとみなす」ことになりました。
5年間分の一括金を受取り、以降5年前の前月で計算される増額された年金を受給します。
時効消滅する5年超を回避する措置となります。

日本年金機構のホームページで「特例的な繰下げみなし増額制度」を確認しておきましょう!
特例的な繰下げみなし増額制度

併せて、私の過去の投稿もご確認ください。
【社労士試験の記憶術】年金:繰上げ・繰下げ 2022法改正  

 

ささやき

 長い語句は、無意識のうちに読み飛ばししてしまう懸念があります。
試験において、部分的に改変されて設問にされてしまうことも・・・。
私の受験生時代の長い語句と言えば、今でも覚えていますが、「中央社会保険医療協議会」(表記11文字)です。(「注射ホイ今日」と覚えました!)

 さて今回採り上げた、「特例的な繰下げみなし増額制度」(表記14文字)ですが、長い語句は目立ちます! しかも、解説は2桁までの数字が散りばめられ、正に試験問題にピッタリ! 今スグ確認しておきましょう!

前提:
令和4年4月から老齢年金の繰下げ受給の上限年齢が70歳から75歳に引上げられた。

制度:
令和5年4月施行
70歳到達日後に受給権発生時点から年金をさかのぼって受給する場合でも、請求の5年前に繰下げ申出したものとみなし、増額した5年間分の年金を一括して受取ることができる。

対象者:
昭和27年4月2日以降生まれ,平成29年4月1日以降受給権発生
語呂:「ふなっしー」に(27.4/2) 憎し(29.4/1)みなんて感じない。

対象外:
80歳以降に請求,請求の5年前以前から障害年金・遺族年金の受給権