【社労士試験2020】受験生に読んで欲しいこと(番外編)

社労士試験

2020社労士試験受験生に試験前に読んで欲しいことを記述します。皆さんが冷静な今、読んで欲しいメッセージです!(社労士試験対策)

教養がジャマをする⁉

1から5まで(6の面は空白でもう一回)のサイコロを振ったとき、それぞれの数字の出る「確率」は1/5になります。(これは常識です!)

ある数値が極端に多い/少ない場合、「なぜ?」という疑問が沸き起こるでしょう!
特に試験の場合は、期待値に近くなることで安心感を得ようとしてしまいます。
その充足感を得る代償として、結果(解答)を変更して、合否を左右してしまうこともあります。

第51回社労士試験の分析(答の分布のみ)

前提条件として、私は資格学校のような過去数年のビッグデータを保有していません。
単一年度、前回(第51回)のみを検証対象とし、実際の「問題と答」の内容を全て無視して、単純に答の数値のみを対象として分析してみます。
(私も受験生時代にこのような分析は実際に行ないました。)

第51回(令和元年度)択一式の合計70個の解答がAからEの5つの内、どれに該当したかの個数を調べてみると・・・

  • A・・・13個
  • B・・・11個
  • C・・・16個
  • D・・・15個
  • E・・・15個

「70÷5=14」14個の前後であれば、不安は湧いて来ないでしょうが、どうでしょうか?
最大値のC16個と最小値のB11個との間には、5個の差があります。

それ以外に、第51回の特異な数値の組み合わせとして・・・

  • C-C (2連続-2回)
  • C-C-C (3連続-1回)
  • C-D-E (連続値)
  • B-C-D-E-A (連続値)

第51回を実際に受験された方は、より多くマークされた解答用紙の「C列」を目の当たりにして、C-C及びC-C-Cの連続の相乗効果もあり、「異様にCが多い!」と平穏ではいられなかったことでしょう!
また、クイズでは「B-C-?-E-A」とあれば、?はDとなりますが、国家試験の問題では、素直にDとすることには躊躇するでしょう!
その感情を抑制したまま、解答用紙を提出すれば問題ないですが、通常はそうなりません!
バラバラの乱数の数値でない故に、自信をもって回答した問題まで見直しすることになったのではないでしょうか?
私が「受験生に読んで欲しいこと(試験編)」で述べたように、『気持が「試験モード」のときは疑心暗鬼になって、正解を書き直してしまうケースが多くありませんか?』の状態になることも一般的です!
「Cを2個減らして、Bを2個増やせば・・・平均に近くなる!」
「A-B-C-D順になるわけない・・・これは国家試験!」

AI(人工知能)を持ち出さなくても、問題の順番さえ組み替えれば、違和感は拭えるかもしれませんが、規則性の有無で、解答が類推できてしまう怖れがあり、試験として成立しなくなるのも事実です!

あなたはどうする? 自信・確信の区別!

往々にして解答の数値の連続・数値の偏りは、問題を解いているときには気付かず、解答用紙に記入する際に「あれ?」と気になることと思われます。

私が「受験生に読んで欲しいこと(試験編)」で述べたように、『OK、?、パス、スルー、パーフェクト等の記入を数(OKOK、???)や大きさを変えて表示』しておけば、不安になった際に、「それでも地球は回る」と意志を貫徹できることでしょう!
「自信」があるとした解答は揺らぎやすいです。「確信」があるとした解答は上記に準じて別表示にしましょう!

「解答の分布には、偏りがある!」、「解答が連続値になることは一般的である!」という事実を今、試験前に認識しておきましょう!
試験の最終ステップで、迷って踏み外さないように!

皆さんの試験当日のご健闘をお祈りいたします。

貴方の羅針盤になりたい・・・ 「らしんばん24」管理人:コンパス